top of page
1

​PML 工法

​概要

PML工法は高密度ポリエチレン製のライナーまたはパネルで防食膜を形成しマンホールの既設断面の間に流動性の高い高強度で無収縮のPLモルタルを注入しマンホールとポリエチレン生更生材を一体化する更生工法です。

1

1)特長・技術的ポイント

  • 防食膜としてのライナー:突起付きまたは加工されたHDPE製ライナー/パネルが、腐食や化学的劣化からマンホール構造体を保護します。

  • モルタル充填による一体化:ライナー設置後の隙間にPLモルタルを注入し、ライナー・既設構造体を一体化して構造補強・止水性確保を図ります。

  • 環境・施工者に優しい設計:大掛かりな重機や有機溶剤を用いない施工が可能で、近隣環境や施工者の安全に配慮されています。 

  • 広い適用性:多種管種・多形状のマンホールに対応可能で、供用中下水道でも特別な装置により施工できる場合があります。

2)適用範囲・仕様例

  • 適用構造:マンホール(1号〜3号サイズ)および特殊形状マンホール。 

  • 適用管種・環境:下水道施設、人孔、化学工場内の薬品環境など。

  • 施工の流れ(簡略):

    1. 洗浄・調査:既設マンホール内部を高圧洗浄等で清掃、状況確認。 

    2. ライナー挿入:マンホール口から折りたたんだHDPEライナーを挿入。 

    3. ライナー展開・固定:ライナーを展開・拡張し、マンホール内面に密着させる。

    4. 型枠設置・モルタル注入:ライナーと既設壁の間に注入材(PLモルタル)を充填し、養生。

    5. 仕上げ・端部処理:モルタル硬化後、ライナー端部・接続管口等の仕上げを行い完成。

3)メリット

  • 対構造物がマンホールという位置づけのため、補修対象が比較的取り扱いやすい。

  • HDPEライナー採用による耐薬品性・耐腐食性が高く、長寿命化に寄与。

  • 工事機材・溶剤使用を抑えた環境配慮型工法。騒音・振動・臭気などの影響が少ない。

  • 既設構造物を壊さずに改修が可能で、交通・地上インフラへの影響を軽減できる。

4)注意点・留意事項

  • 既設マンホールの状態(ひび割れ・段差・浸入水・接続管の突出など)によって、前処理が必要となる場合があります。

  • 注入モルタル・ライナー材の品質管理が仕上がり性能に直結します。

  • ライナー挿入・展開時の現場作業の制約(人孔口径・作業スペース・安全対策)を考慮する必要があります。

  • 施工後、ライナーと既設壁・モルタルの複合作用を設計段階で確保しておくべきです。

bottom of page