
P-取付管ライニング工法

P-取付管ライニング工法(「P-取付ライニング工法」あるいは「P-取付管用ライニング工法」などとも言われます)は、主に既設の下水道・排水管路における 取付管(支管・集合桝から本管へ接続される管) を対象に、非開削で内面補修・更生を行う工法です。
この工法で は、耐薬品性・耐摩耗性に優れたポリエチレン樹脂製の更生材(ライナー)を用い、既設取付管内に挿入・定着させて構造的・水密的な性能を回復させるものです。
1)主な技術的特徴・ポイント
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ライナー材として基本的にポリエチレン樹脂を使用。耐薬品性・伸び・摩耗性に優れています。
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マス(集合桝)側から更生材(たとえば CPIパイプという名称で紹介されているポリエチレン製パイプ)を挿入し、取付管内または本管取付部まで引込み、本管側と溶着または接合して一体化させる構造。
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裏込め(既設管と更生材の隙間に充填材を入れる工程)を標準で不要としている例がある(隙間がある場合でも構造として耐荷性能を確保している)という仕様が紹介されています。
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取付管・本管接合部における水密・止水性能が重視されており、隙間・段差・浸入水条件などが仕様に含まれることがあります。
2)適用範囲・仕様例
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適用対象:既設取付管(例:集合桝から本管への管路)、また支管接続部。 • 取付管径の目安として、カタログ例では φ100〜φ200 mm が紹介されています。
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適用条件の例(「取付管用ホースライニング工法(パルテム取付管工法)」の資料も近似条件です)では:
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取付管延長:標準10 m以下。
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曲管角度:45°以下(例による)
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段差:15 mm以下・隙間50 mm以下など例示あり。
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本管‐取付管接合隙間:20 mm以内など。
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性能試験例:例えば、隙間20 mmに対して外水圧0.05 MPa・内水圧0.05 MPaという水密試験が実施されている例あり。
3)メリット
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取付管という「開削が難しい/支障が出やすい細部構造部位」を対象とするため、道路開削・交通規制・周辺影響を抑制しやすい。
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ポリエチレン製材のため、耐薬品性・耐腐食性・耐摩耗性に優れ、長期維持管理の観点で有利。
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裏込めが不要としている仕様例あり、工期短縮・資材削減に寄与。
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取付管・本管の接続部水密性・止水性を専用仕様で確保できるため、漏水・地盤陥没・浸入水対策として有効。
4)注意点・留意事項
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既設取付管・本管接合部の状態(段差・隙間・損傷・滞留水・根の侵入など)によっては事前処理が必要となることがあります。
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適用範囲(延長・曲管角度・段差隙間など)に制限があるため、施工前の現場調査・仕様確認が重要です。
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ライナー材挿入・溶着・定着・水密処理など、施工管理を厳格に実施することが品質確保に直結します。
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流下能力・断面減少・隙間の処理など、設計的配慮が必要となる場合があります。
