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ツインドリル工法

ツインドリル工法は、下水道のマンホール内や管路施設において、腐食などで老朽化した「ステップ(足掛金具)」の交換を効率的・安全に行うために開発された技術です。
具体的には、内壁の所定位置に 2台のドリルを並列に装着し、同時に穴あけ(削孔)を行うこで従来工法に比べて作業時間を大幅に短縮し、安性・精度も向上させたものです。

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1)特長

  • 作業時間の大幅削減
    従来工法(例えばハンマードリルによる手持ち削孔)では、1か所あたり20〜30分かかる例があったのに対し、ツインドリル工法では「2か所同時に、5分以内」で削孔可能という実績があります。

  • 安全性・健康面の改善
    ・ドリルを手持ちせず、内壁に固定して使用するため振動・反動が少ない。
    ・削孔時の粉塵・飛散物が従来比でかなり低減されており、作業環境の改善にも寄与しています。

  • 精度・品質の向上
    固定された装置で左右の2か所を同時に削孔するため、穴の位置誤差・木端欠けなどが起きにくく、仕上がり精度が高いとされています。

  • 適用性
    狭い斜壁部や深いマンホールなど、従来の手持ち削孔では困難だった状況にも適用できるよう設計されています。

2)施工の流れ(概要)

  1. 旧ステップの撤去
    腐食・劣化したステップを切断・撤去し、取付け面のコンクリート面を清掃・平滑化します。

  2. ツインドリル装置の固定
    マンホール内壁にドリル装置をセットし、水平・ガイドを確認して固定します。

  3. 同時削孔
    並列された2台のドリルで、指定された穴を左右同時に削孔。注水装置を用いて粉塵・熱対策を行うのが一般的です。

  4. 止水スリーブの挿入・樹脂系接着剤(含浸スポンジ)充填
    削孔された穴に止水スリーブを打ち込み、その中に含浸スポンジ(樹脂系接着剤含)を挿入。

  5. 新規ステップの取付け・仕上げ
    ステップを挿入・固定し、化粧キャップ等で仕上げて作業完了です。

3)適用条件・注意点

  • 適用施設:主にマンホール内壁、下水道施設内のステップ交換用。

  • 機材・施工環境:電源(AC100Vまたは発電機)、注水・冷却設備、安全対策(感電防止・粉塵対策)などが必要。

  • 注意事項としては、鉄筋・露出鉄板などを切断する用途には専用刃物が必要で、むやみに使用すると寿命が短くなったり機材損傷の原因となります。

4)メリット vs 留意点

メリット

  • 作業時間短縮 → 工期・人件費削減

  • 安全性向上 → 作業者負担軽減・環境改善

  • 高精度・高品質な仕上がり → 保守性能向上

留意点/デメリット

  • 専用機材・装置が必要 → 初期導入コストあり

  • マンホール内部という制約環境での施工となるため、アクセス・換気・安全管理が重要

  • コンクリートの状態・腐食状況によっては、追加の補修が必要な場合あり

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